2011年6月3日金曜日

ひとり日和 青山七恵(著)

ひとり日和 青山七恵(著)


2007年 第136回 芥川賞受賞作品
著者は1983年生まれなので、24歳で受賞しています。

芥川賞受賞作品というと、過去に受賞した作品よりも「芥川龍之介」を思い出してしまう私。
最近の受賞作は「軽い」という方もいますが、これはこれで良いとおもいます。

著者がみた(経験した)、時代からみる日常は、高度成長期でもなくバブル時代でもなく、
時間に追われるでもなく、少しかったるいのが今の時代なのかな?(今の時代、かったるいとは表現しないでしょうが)

彼女とお母さん、彼女と彼、彼女と吟子さん、それぞれのエピソードはあるけれど、今ひとつしっくりきません。
彼は、登場しなくてもいいのかな?それとも違う形で?

71歳の吟子さんのお家を電車の中から、いいえ吟子さんのお家からホームを一日中ボーと見ていたい、そんな一冊でした。


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