2011年6月24日金曜日

回転木馬のデッド・ヒート 村上春樹(著)

回転木馬のデッド・ヒート 村上春樹(著)

小説(フィクション)なのか実話(ノンフィクション)なのか?
著者本人は実話だと語っているようですが、登場する人物が実名ではないにしても分かる人には分かってしまう。
「大丈夫かしら?」なんて思って読みすすめました。

1980年代前半のこの作品(8編)も、一昨年流行した「1Q84」も25年の差がありますが、今も昔も変わらず村上春樹さん調が感じとれた一冊でした。

「ハンディング・ナイフ」の中で
「子供のいない夫婦を家庭と呼んでいいのか、僕にはよくわからない。」
と書いてありましたが、私もよく夫婦二人だけなのに「家族」と呼ぶのに抵抗を感じることがあります。
この言葉は共感がもてました。

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